前にも読みましたが、無料分で久しぶりに読み、全巻読んでしまいました。
この主人公のように強く立ち向かえる人の方が少ない気がします。
ただ、1つの集団に入ると、事の善悪が曖昧になるのだなと思います。
自分自身は幸い平和な学校でこうい
うことは無かった。無かったが、人との関わりで嫌なこともあっただろうし、また、自分が人に嫌な思いをさせたこともあるかと思う。
今は社会人になり何年も経ちますが、職場でも気分次第で言い返せない人に嫌がらせする人はいます。
この作品では嫌な担任でしたが、1つ同意できたことは、学校は集団で人との関わりを学ぶ場所でもあるというようなことを言った点。あながち間違いではないと思う。
学校や職場で人との関わりで傷つき、閉じ籠ることもあるかと思います。命を断つぐらいなら、逃げることは正解だと感じる。何故なら、私は会社で知っている人が数人、上司のいびりや仕事で行き詰まった事で自ら命を断ったと聞いた。
学校や会社は守ってくれない。自分は自分で守るのだ。
しかしひとりで解決するのは難しい。誰かに寄り添い、話を聞くこと。心のうちを話せる人を作ること。自分が窮地にたてば、誰が本当の友達かわかる。この作品のマナミですら、アユムに救われたのだから、全くひとりになることは無いはず。
そのためには、やはり誰かと関わっていくことになる。
ある程度閉じ籠っても、いつかは自分で決めてまた誰かと関わるほうが良いと思う。
人間関係に正解は無い。そう痛感する。
しかし人間関係の達人とは稀で、みんな傷つき傷つけ、時間をかけて学ぶものだと思われます。
友達に、人は人でしか研かれない、いろんな人と関われと言われたことがあります。
後々の感想としては、そうすることで、逆に関わってはいけない人を見抜くこともできるようになると実感した。
はっきり言ってくれる友達は、とても大切ですね。
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