165ページ。
2作品入り。それぞれ単話配信もあります。
・『わたしはおにのこ』母子家庭の少女、自分につらく当たる母親には鬼が取り憑いているに違いない、と母親を助けるために頑張る話。
・『一〇〇一回目の命日』いじめで自死を選ぶ少年と、
その担当天使との話。死を選んだ「その時」さえ乗り越えれば幸せになれるから、そのために何度も人生を繰り返す。
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いずれもメッセージ性が強く、かつ前向き。メッセージと願いの強さが、著者が自分で言うように、ストーリー展開にご都合感を出してしまっている気がします。捻くれ者には落ち着かない物語でしたが、こういう直球メッセージが救いになる場合もあるとも思います。
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