HQのクリスマスに関する物語はいつも優しさに包まれる。その今回の担い手はヒロインの育ての親(養子ではない)事情があって彼らに憎まれても仕方がない立場(とヒロインは思っている)なのに限りない優しさで彼女を包む。それだけでも十分物語ができるのに
、そのエピにはヒーローは噛んでいない。ヒーローも英国貴族ならではのお家事情があったりしてアメリカに逃避行だった拗ね虫くん。そのヒロイン事情とヒーロー事情を足した上に二人の恋愛模様がある。牧先生は力量があるからそれを128Pにちゃんと入れ込んでいるのは凄いと思う...けど一読ではちょっと重たくて整理がつかないよ〜んヒロインの「愛しているって魔法の言葉じゃないわ」「その言葉ですべて解決するわけじゃない」というまるでHQへのアイロニーのようなセリフを噛みしめて再読いたします。
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