単話で1話目だけ読んでて、瞳の綺麗な男の子たちとおとぎ話のようなモノローグに、上野ポテト先生こんなテイストのお話描かれるのね…と単行本を楽しみに待っていたのですが…。
いやいやいや、いやいや…やっぱ上野ポテト先生は上野ポテト先生だったわ。
初読みが異様にドキドキすることでこの先生の右に出るものは居ない。
1mmも先を予測できない非凡なストーリー運び。会話のリズムを何度もカクッと外してくるこの感じ。えっ今なに言おうとしてたの?っていう不穏。癖になる。定期的に摂取したい。
主人公はとっても感受性豊かな男の子で、彼の恋が報われて欲しいと祈るような気持ちで読みました。おとぎ話のヒロインは王子様と結ばれてめでたしめでたしと終わるけど、結ばれるって一体なにをもって結ばれると言うのか?変わらず人を愛し続けるって、たいへんな偉業だ。
エチは無し、キスのみ。可愛い絵柄でめちゃくちゃ癖つよ作品だから、王道のボーイズのラブが読みたい人は回れ右だよ…。
*左右か………難しい……ノ×マかな…w
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