つかみどころの無いところがあり、真意を図りかね、それでも好きという気持ちは着実に大きくなっていき・・・知性のかたまりみたいな人は一気に熱くなるよりもジワッと来る、というストーリー。
あれでは、私なら宙ぶらりんの自分が辛くてあんなに我慢でき
ないかも。
めくるめくイベントで勢いに乗って盛り上がる形だけがあるのでない。一つ一つの日常のぶれないふれあいを重ねる中で、いつの間にか相手が互いにその日常に欠くべからざる存在となっている、それもひとつの形だと。
HQ的な社会的地位、名声、財産的バックポーン揃っていて、ベタ展開もありながら、カメラアングル?吹き出しの外の表現のテクニック?今見かけなくなったけれども決して悪くなかった空気感を思い出させるさらりとした画風?に魅了される。
博士が、グイグイしてこないキャラ故になんだかとても絵柄が合っている。
ただ、博士の身体を心配させる散発の描写があるものの、結局消化不良感。原作を知らないが、あの体調悪化ってあのままだったんだ???、と、なんだか展開が読み手を置いてけぼり。
happyのまま穏やかに時は経過したことを知らせるラストへ来て、何事もなくて良かったのだと思うことになるのだが。
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