王位継承権を巡って兄皇子との権力争いに巻き込まれ、廃嫡されそうになりかけの逃走中弟皇子と、偶然に夜の街で知り合ってしまったいわゆる「前世で読んだ小説のキャラ」に入り込んでしまったという記憶があるいわゆる「わたし転生系」の高位貴族令嬢の物語で
した。
騎士家系の娘であるヒロインは皇子を助けてしまい、知り合いますが印象があまり良くない出会いでした。ところが一族が皇子をかくまっていく中、様々な事柄を皇子と共に過ごしていき皇子は自分より年上のヒロインに淡い恋心を抱いて、ヒロインの周囲に立ち上る男性からの「お誘い」をことごとく邪魔するようになり…というお話です。
絵柄もチョイチョイ見かけるような絵柄で、「×冠の…」などの絵柄に近しい「男子無表情系」な感じです。話の流れは中世ファンタジー系で主人公に対して、皇子は不器用ながら盲目的に脇目もふらずヒロインを追いかけ回していますが、男女問わずヒロイン目当ての方々が二人の間に邪魔にはいっていき、毎回皇子はイライラしているようです。
特に難がある話の流れは感じませんが、あるとするなら「なんでこのキャラは、こんなにキャラ立ちしていたはずなのに、もう出てこないの？何のふりだった？」というのがチョイチョイおります。（今後また思いだしたように出てくるのかも知れませんが）
あとは、理由はまだわかりませんがヒロイン目当てが男だけではないと言うところに最新話で今風だなぁと思ってしまいました。また表紙のお人形のような帽子を被った可憐な様相の絵とはだいぶヒロインの性格が違い、どちらかというと大人っぽい装いが似合うけど武に長けた男勝りの勝ち気な女性です。
最新話では戦争に送り込まれてしまったものの、しっかり武勲をたてて大人になり帰還した皇子と数年ぶりに再開したところですので、これから面白くなっていくのではないでしょうか。
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