ハレクイセットで度々レビューにあがり、評価を下げているのが巻末の<お試し>作品。
確かにスイスイ読み進めて、良いところでバッサリ終わるので、そのセットを台無しにする感覚ですが、そもそも作品紹介ページに“作品名<お試し>”の告知はあり、読み
手としてはモヤモヤ残るところです。
ハレクイサイドとしては、デジタル提供で作品のセット販売もしやすくなってのことでしょうが、セットにお試しをつけた事で評価が下がるのは残念な事です。
私は現在、読み放題で読んでいます。
個人的には、“作品名<お試し>”作品を付けたものが読み放題で読めるなら、その同時期に単行本版で当該作品も提供してもらえればフラストレーションになりません。続きが読みたければ、気軽に読む選択もできるわけです。
今作でいえば、中山紗良先生の「ウェディングは裸足で」の単行本版が読み放題にはありません。絵が好きだしお話もどうなるんだろう??って作品です。
販売作品としては単行本があります。
そこで、単行本を買うかどうかになってしまいます。
中山先生の他の作品も買える中で、ハレクイサイドのチョイスで買って読むかどうかになってる状況がちょっと辛いです。
それなら最初から<お試し>でつけてもらうのでなく、自分で先生の各作品をお試し読みして買いたいと思ってしまいます。
長文レビューを書いてしまいましたが、このセット、結構良かったのです。とりわけ、
河村恵利先生の「招かれた理由」は、天然系男性で癒されつつ展開に引き込まれて女性に共感したり。
中村理恵先生の「雪夜の秘めごと」もロマンチックな中に芯のある女性と舞台で素敵でした。
系統セットでHQ作品を続けて読む中で、涙ぐんだり、ほっこり癒されたりの相乗効果はあると思いますし、1つの作品が、違った側面で違ったセットになる事で、読まれる機会も増えるだろうとは思います。
ただ、HQセットのレビューで、お試しを添付する事でレビュー評価が下がっているのを見るたびに、残念でならず、改善して欲しいなあと思います。
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