素敵な男性で途中何ヵ所もため息をつかせてもらいました。程よくおしてきて、ちょっと自信家で、仕事きっちり、コミ力(コミュニケーション能力)抜群、でも、けじめもあって、品性があって。
王子であるとあらざるとに拘わらず、こんな風に愛されたらいい
なぁと思える夢展開。
ヒロインの出自が影響して、世間から冷たい眼に晒されて辛い日々。行動や言葉に出して嫌悪感を表す人も居て、過酷なことが度々。彼女がなにかをしたわけではないのに、親世代がしたことのために、ただ、その一族の一員であるというだけで。人の記憶が、可哀想な形で風化してない。
その二人の少なからぬ因縁には、ストーリーはこと二人の関係に特別に悪く係わり合わない。若干、外野の忠告あるのみ。
愛は、二人をお互い誰であるかは無関係に育まれる。そこが、わたし的に恋愛物に求めるポイントをしっかり突いている話なので、絵の優美にして工夫の凝らされた描写力の訴求力を加えて満点評価。
立場よりも、愛を貫く、というのも、このストーリーには、彼に無責任という指摘は全く当てはまらないので、ポイント更に高く、星は五つ星超にしたいくらい。
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