作者の違う短編集です。
全体的に習作的な見栄えです。
1話は、少しエロめの妖怪退治もの。絵のレベルはこれが一番高いです。
2話は、自己犠牲もの。そこに至高者が絡んできます。個人的には、一番絵柄もオチも好きです。
3話は、殺人事件もの。妖と
いうより心霊に近いです。最後のオチはなかなか良いどんでん返しでした。時々体のデッサンがプロらしからぬ崩れ方をするので、少々興醒めしましたが。
4話は、伝奇もの。古の呪いに翻弄される主人公の話。幼なじみ設定好きには美味しい話かと。
5話は、エキゾチックなのに現代風味のおとぎ話。無国籍風といえば適切でしょうか…。割合好きですが、オチに救いが有りません。絵柄は好悪が分かれると思います。
物語としては、2話、3話、5話がなかなか面白いと思いました。
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