大好きだった父親のとんでもない生前の行状。驚き、受け入れがたく、そして、段々と事実を受け止めていく。
でも、その肝心の父親の最後は、殺人事件の被害者として。興味を持たせるヒロイン、ダイヤモンドの「将軍」様ぶり。そして、「よそ者」故に容疑者
扱いされ、無罪放免を、快く思わない被害者の関係者。
犯人は姿を見せないまま1巻は終わる。
一冊に入っている内容はとても充実していて、うまいなと思う。
先に読んでいたテキサスのパールの前に読んでおいた方が良かったかもしれないが、この順番でもついていける。
セット売りで読んだが、2巻へ繋げる腕は巧み。姉妹は皆宝石の名前が付けられ、形見のアクセサリーからも、娘は皆等しく父親に可愛がられたとわかる。名字も宝石「ジュエル」だから、作家の遊びだ。
HQはヒロインの相手は出会ってからはヒロインにだけ、というのを追求するが、その他はあっちこっち、というのが結構あって、とやかく言われているのも余り見たことがない。
全米、東に西に、中部に南部??、これは凄い。
そこまで魅力的に絵柄で確認出来ないんだが?
展開上手いし、筆がよく入っていて読みやすい。
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