おっもしろ〜い。10年ほど前の阿部先生の作品です。タイトル通り、お互い好きで一緒に暮らしてるのに、なぜ拗らせるのかしら？って感じの二人です。誰にでも優しいオーナー・武久にやきもち妬いちゃうシェフ・由一。ツンツンして素直に好きって言わないって
意地っ張りだねぇ。そんな由一の前に元彼が現れて…
ん〜…もどかしいんですよね。愛しているのに突き放す武久と素直になれない由一。だけどオーナーのここかしこに見える焦りのない余裕みたいなものが、絶対的な愛の深さなんだと思うとキューンとします。由一の帰る場所はひとつしかない。武久のいるところが由一の居場所。素敵だなぁ。
武久のお仕置きが面白くて、由一が子供みたいに怒られて…この関係性も絶対なんですよね(笑)面白かったです〜。
同時収録は、表題作繋がりの店のスタッフ・美長と女にだらしない彼氏鷹緒の恋。タイトルにリターンズがついてるので、別に作品あるんですね。探して読みたいと思います。こちらも深い愛です。鷹緒のだらしなさに疲れて、逃げた美長。鷹緒も泣いて泣いて追い求めるなら、性根入れ換えろよと思いますが、結局どちらも手離せないほど、愛している…イタいけどそんな愛もアリなのかなぁって思います。
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