ロマンスよりも、取り巻く諸々の事がメイン。
デイ・バラ兄弟の一人六男レイノルドの家出。足が悪いことがコンプレックス。魔女姉妹といわれる叔母達に焚き付けられて、竜退治の名目が加わり半ば強制的に押し付けられた従者と二人で出たら、無人の村を
抱える領主の娘と使用人達が居た。
二人それぞれ淡い気持ちの芽生えが描かれるも、竜なんて本当は居ないんでしょ?というそっちの謎はまだまだ進展ないまま第1巻終了。
第2巻に盛り上がる期待を繋げてはいても、一冊ノンビリした感じは読後否めない。
服、景色、城の中、よく描き込まれて手抜き感全く無いが、ストーリー進行上の人物像は、好意を抱いている使用人や、従者の、侍女の、いろいろありそうな向こう側の事情は何となくスッキリ感じない。
それも、計画的構成なのだろうか?
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