切ないお話が多く、幸せか、と聞かれると頷くことが難しい…ある意味幸せなのかもしれないのですが、もう少し、もう少しだけどこかでずれていてくれれば、違う未来もあったのではないか、と思える作品ばかりでした。それでも読んで良かったのかもしれない、と
思えるのは作者様の透明な絵柄のせいかもしれません…でも出来るなら作品の中に入って、片っ端からハッピーエンドに変えたかったです…。そして…時間が経つにつれ、全てが心に“痛い”のですが、やはり表題作の痛みは特に強いです…彼が最期に何を思ったのか、わからないことが更に痛みを召します。
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