ヒーローステファノが息子のように考えているルチア以外の主要登場人物は、みーんな自己中な人ばかりで 呆気にとられたのが第一印象でした。勿論ヒーロー、ヒロインも。「愛」というものには形が無いから、言葉に頼ってしまうのは仕方ないことだけれど、この
物語にはそれに付随する行動が まるでありませんでした。説明だけ。ステファノも いつ、どこで、恋したのか分かりませんし、ヒロインアレグラも 彼のどこを好きなのか分かりませんでした。ただ、彼らは愛し合っていて そこを確かめるために 一つ一つの事象を重ねていき、理解しあうという流れは理解できました。ステファノは金を稼ぐことに固執し、アレグラは言葉に固執していました。両者ともにお子様で、自己中心的。一体自分自身の何が間違っているのか その気付きすら 曖昧な感じが否めず、どこからそれを学んだか という決定打が有りません。消化不良です。
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