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かんかん橋をわたって 10巻

かんかん橋をわたって 10巻

600pt/660円(税込)

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作品内容

川東の人々を従わせるためにご新造さまが行った「経済封鎖」を、萌たちが道途中でバザーを開くことで、打ち破る。今度は「ご新造さまに名付けられた男児」が一斉に連れ去られ、萌たちは全面対決を決行。1位の姑のいる「市毛家」に乗り込む。「愛される女主人」であることに固執するご新造さまを倒すことはできるのか。川東一帯を縛りつける嫁姑の呪縛が、今、解ける!?

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作品ラインナップ  全10巻完結

  • かんかん橋をわたって 1巻

    600pt/660円(税込)

    住み慣れた「川南(かーなみ)」から、橋ひとつ向こうの「川東(かわっと)」に嫁いだ萌(もえ)は、上品で優しい姑・不二子(ふじこ)に引き目を感じながらも嫁としてなじもうとしていた。ところが萌の時だけ米がうまく炊けないなど、日々に違和感を感じるうちに、恐ろしいことがわかってくる。町の人が耳打ちした「気をつけたほうがいいわよ。あの人は『おこんじょう』だから」とは? 恐ろしさに身震いが止まらない! 嫁と姑の千日戦争!
  • かんかん橋をわたって 2巻

    600pt/660円(税込)

    姑・不二子の差し金で泥棒の濡れ衣を着せられそうになり、夫・早菜男(さなお)の帰宅で難を逃れた萌。家での仕打ちに加え、嫁いだ「川東」の地域で、酷い目に遭っている嫁の番付「嫁姑ランキング」に自分が入っていることを知る。父の死に目の際にも姑の意地悪が働いていたと知り、なすがままに姑の仕打ちにさらされていた萌は、姑に立ち向かう決心をする! そんな中、同居する義姉に料理を仕込むよう、姑から命じられて…。
  • かんかん橋をわたって 3巻

    600pt/660円(税込)

    姑・不二子の狙いどおり、打ち解けたかに思えた義姉に徹底的に嫌われた萌。姑の手口を意識するようになった萌は、対抗の手立てのために不幸番付「嫁姑ランキング」の、同じ上位の嫁・権藤木(ごんどぎ)など、上位の嫁を次々に訪ねる。そして嫁姑の災禍に巻き込まれている惨状を目の当たりに。だが家庭で現状を知らしめるのは無理だという。「夫は絶対に気づかないようになっている」とは!?
  • かんかん橋をわたって 4巻

    600pt/660円(税込)

    「嫁姑ランキング」の上位の嫁、つまり姑に残酷な目に遭わされている嫁同士で交流が広がるも、互いの存在を確認するだけしかできない嫁たち。ただ、少しずつ「川東」地域の空気が変わってきた…? そんな萌の奔走をあざ笑うかのように、姑・不二子は、これまで女だけでやるしかなかった「かんかん橋」の補修に男衆を呼ぶことに成功してみせる。萌は改めて「地域一の『おこんじょう』」の掌の中で踊らされていることを知る…。
  • かんかん橋をわたって 5巻

    600pt/660円(税込)

    「嫁姑ランキング」の上位の嫁仲間・権藤木は気づいた。萌が確実に変わったと。苦しむ嫁たちの相談に乗るようになった萌。そして姑・不二子の仕打ちにも対抗策を講じるようになった萌。ただ、不安なことが。萌の笑顔が輝くとき、どうも姑に似てきているような…!? 不二子は笑う。「わたしは目を細めて見守ってますよ。かわいいわが嫁の成長ぶりを」。萌は足を伸ばす地域を広げ、超閉鎖的な旧家の嫁に、手を貸そうとしていた…!
  • かんかん橋をわたって 6巻

    600pt/660円(税込)

    嫁姑問題の解決に首を突っ込みすぎる萌を危惧して、嫁仲間・権藤木は、離れた旧道沿いの問題へと萌の目を向けさせていた。事情通の権藤木が見たところ、閉鎖的な「川東」での真の恐怖は、妊娠した嫁へ届く「出産祝い」にあった。贈り主である絶対権力者「ご新造さま」とは!? 萌が関わりだした旧家の嫁の苦難にも「ご新造さま」は関係していた。姑・不二子はどこまで知っているのか。「川東のウミを出す時がきただけのこと」とは!?
  • かんかん橋をわたって 7巻

    600pt/660円(税込)

    萌のお腹には新しい命が。そんな萌の元へも、謎の絶対権力者「ご新造さま」からの出産祝いが届いた。ご新造さまに屈しない姑・不二子の手を借りた萌は、ご新造さまへの絶縁状を叩きつける! 怒らせたご新造さまの正体、それは嫁姑ランキング1位の嫁の、姑! 待っていたのはご新造さまの策略による地域ぐるみのいびり攻撃。ご新造さまの次の一手が、萌の夫に伸びる…!
  • かんかん橋をわたって 8巻

    600pt/660円(税込)

    身重の萌の夫・早菜男(さなお)に浮気疑惑が。相手の女がマタニティー姿で家に乗り込んできたのだ。絶対権力者・ご新造さまの思惑どおり、川東を出る萌。姑・不二子が、里帰りした萌を訪ね、闘志をたきつける。再び闘う決心をした萌は、川東に戻るも、実家には帰らず、ご新造さまの過去をつかむため「ほとぼり小舎(ごや)」へと足を向ける。雪の中会ったのは嫁姑ランキング1位の嫁・千春!
  • かんかん橋をわたって 9巻

    600pt/660円(税込)

    嫁姑ランキング1位の嫁・千春と話した萌は、身重の体で高熱に倒れる。千春は幼なじみの医者に萌を預けるが、向かった病院はご新造さまゆかりの病院! 気づいた千春は遠ざけられた夫・市毛竜王丸に会いにいく。生まれたばかりの子をご新造さまに奪われ、萌は自失状態に! 夫は行方知れず。ここまできて姑・不二子は隠していたある「手紙」を取り出し、萌をよみがえらせる。萌と嫁仲間、姑の不二子で、ご新造さまに立ち向かう!
  • かんかん橋をわたって 10巻

    600pt/660円(税込)

    川東の人々を従わせるためにご新造さまが行った「経済封鎖」を、萌たちが道途中でバザーを開くことで、打ち破る。今度は「ご新造さまに名付けられた男児」が一斉に連れ去られ、萌たちは全面対決を決行。1位の姑のいる「市毛家」に乗り込む。「愛される女主人」であることに固執するご新造さまを倒すことはできるのか。川東一帯を縛りつける嫁姑の呪縛が、今、解ける!?

レビュー

かんかん橋をわたってのレビュー

平均評価:4.2 98件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (5.0) 嫁姑ハルマゲドン+シスターフッド
    Booさん 投稿日:2024/1/1
    【このレビューはネタバレを含みます】 「愚者の皮」の草野誼先生の嫁姑地域社会一大叙事詩大河ドラマ。個々の嫁姑関係も類型によらず、10巻というボリュームを感じさせない。正直画力がめちゃめちゃ高いわけでもないので絵面がかわいくなっているmpがおどろおどろらしさを中和し、おとぎ話・寓話感を演出。炊飯の水を抜くとか、マイルドな嫌がらせから始まって、衣装ダンスの防虫材を抜かれるとか、仕返しが生乾きの半襟を着物ダンスにいれてカビさせるとか、悲鳴ものの、嫁姑の闘いが繰り広げられエンタメ性抜群。ジェンダー間、世代間、親子間のずれと反発、和解、共感、共生は、古の萩尾望都、大島弓子漫画のよう。後半、嫁姑が手を組み、ラスボスを倒しに行く展開はマーベルか少年ジャンプの熱さ。最後仇敵同士が手を取り合い旅に出るのは横溝正史版テルマ&ルイーズ。いや、そうはならんやろ、という展開が相次ぎ、インド映画のよう、と表現する方もいるのも納得。楽しめます。お勧め。 続きを読む▼

高評価レビュー

  • (5.0) この漫画を最初に見たのは14歳の時です。
    パンダさん 投稿日:2017/6/10
    【このレビューはネタバレを含みます】 当時は会員登録なんてしてなかったから 広告で見て試し読み。 今21歳になって、 嫁姑が現実のモノになりつつある今 当時見たこの漫画が ふと頭に浮かびやっと見つけました。 最初から最後まで見て率直な感想は… 難しかった。色々と考えさせられた。 姑、旦那、義兄弟、結婚をする= 家族が、親族が増える。 しきたりが、古が増える。 苦労もあるが、楽しみも増える。 そういった事もまだまだ未熟な私は学べた。 あまり、学ばない方がいい事も 沢山あったとは思いますが 少なくとも私は、 結婚への軽々とした考え方が変わった。 電子書籍ではなく しっかりと漫画で手に持って読みたい。 そんな作品でした。 衝撃あり、涙あり、笑いあり、 恐怖あり、なんだか色々な感情を この作品で感じました。 古い漫画ですが、 結婚を軽々しく考えている人に ぜひ最後まで読んで頂きたい漫画だな、と 思いました。 続きを読む▼
  • (5.0) 漫画作家は男性?!だった
    まりあさん 投稿日:2018/3/25
    【このレビューはネタバレを含みます】 萌と不二子の姑嫁喧嘩から始まったことは、町中を分断し混乱させる大事件だった。絵がちょっと不気味なお姑がいるが、あとで理由もわかる。萌がおこんじょうの姑不二子に似てくるのはちょっとしたホラー。一番びっくりしたのはこの漫画を描いている漫画家が男性だったってこと。これはたまげた。だから不思議な違和感が全編にあるんだろうか?よくわからない。けれど漫画自体はえげつないところもあるが怖いもの見たさで読んでしまった。最後がハッピーエンドなのが救い。 続きを読む▼
  • (5.0) 面白かった!
    Good Goodさん 投稿日:2021/6/14
    勇者(嫁)が魔王(姑)を倒すべく、仲間(嫁衆)を集めたりレベル上げ(細かな戦闘)したり、装備(人脈)を手に入れたりして立ち向かっていく(頭脳戦)、日常空間における非日常リアルファンタジー。 そういうのあるある!な部分もあるけど、そんなんあ るかい!ってツッコミ入れたくなる部分もある。なので、あんまりにも非現実的なのはむず痒くなるって人にはオススメしません。ジェットコースターみたいに振り回されるのを楽しめる人なら、すごくオススメ! もっとみる▼

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

深まる因縁と謎!
制作:パーマ(シーモアスタッフ)
結婚して一年半、義実家で同居中の萌。舅と義姉からネチネチと責められる萌を助けてくれるのは、姑の不二子。一生懸命周囲に馴染もうとがんばってはいますが、日に日に違和感が募っていって…一見平和な嫁姑関係から徐々に始まっていく戦い。お姑さんのお面のような笑顔がだんだん恐ろしくなってきます。萌が移り住んだ地域についても何か秘密がありそうです。この先どういう展開になっていくのか気になる作品ですね。著者は女性向けヒューマンドラマに定評のある草野誼。代表作は「気が付けばうちのごはんのにおいだった」「愚者の皮」など。

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