息子を立派に育て上げる事だけを 妻を亡くしてからの人生の目標に置いてきたヒーロージェイク。一方で、甘えから 自分の希望する警官の道を外れて私立探偵をしているヒロインアリー。彼女は依頼人とは隣人であったというジェイクを巻き込んで、無鉄砲な捜査
を進めていく。事の真相を追う彼女には、ジェイクを通じて自分自身と向き合い 変化がおきる。それは彼の 亡き妻と愛しい息子への愛情という 強い意志を見たことが原因。彼に惹かれていくけれど、とても相手にしてはくれなさそうな 年齢差以上にある高い壁が、若い彼女には乗り越えられそうもない失望感もあって お互いに 希望と現実、期待と理性 を鬩ぎ合わせていて なかなかロマンスは遠い。推理のその先の真実を目の前にしても、大人対応の彼は言う「僕は決断に時間はかかる。慎重だから。でも決心したら揺るがない」と。あくまでも彼にとって1番は息子という言葉を聞いても、彼に強さを教わった彼女には、自分のやるべきこと 掴むべき希望への道を遂げて もう一度彼の前に立つ強さを勝ち取っていた。
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