ジェイクは、この契約結婚を持ちかけた時に、秘書を増員するべきでした。そうすれば色々時間も出来たでしょうにと冒頭から考えてしまう物語でした。けれど、とてもHQらしい物語の組み立てがみてとれて、恋や愛の前には大人だって右往左往するものなのだと改
めてそのエネルギーに圧倒されます。お互いの利益若しくは目的のために 浅はかな知恵を巡らし 自分で墓穴を掘る様には その苦しみよりも どうにもならない力に振り回されるという冷静さを欠いた行動に 当人たちも困惑しきりにみえて滑稽。おまけにヒロインは三文で大根。ヒーローは鈍感オタンコナス。けれど、クレア、その母にとっては救世主的男性なのはよーくわかります。下心があっても耐えて傍にいてくれたわけですから。そういう意味ではときめく物語でした。
もっとみる▼