ユギさんは今まで4作品読みましたがこれが一番好きです。登場人物のキャラがしっかり立っており、ちゃんと男の思考と行動で、ストーリー構成力が高いという私の好物づくし。BLだけでなく人間ドラマとか弁護士の仕事内容が複合的に展開されているのがいいで
す。
なにげない行動から深い意味がありそうな行動まで含め、後で実はそうだったのか!と納得するのも、キャラの過去をしっかりと設定し、最初からそれを前提として描いているからで、行き当たりばったりでない構成の緻密さが素晴らしいです。
色気は今のところ三上が担当してますが、エロは基本少なめです。ストーリー重視派向け。3巻の描き下ろしは思わず涙です。
途中、ユギさんが病気療養に入ったことで、2巻は過去の短編作品が後半に組み込まれています。同じ作品で統一されているほうが好きですが、短編を読んでもストーリーがうまいなぁと感心します。
まだ続きますが3巻で区切りよく終わっているので、今(3巻まで発売)のタイミングは狙い目と思います。
しかしユギさんの作品の中でも平均評価が低くなるほど私の好みであるという、はたまた少数派な私です。
1巻204ページ、2巻196ページ、3巻188ページ。
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