原作者の別作品が面白かったので読みましたが、期待外れでした。
奇抜な組み合わせの設定をいまいち活かしきれておらず、登場人物達も正直キャラが死んでいます。ストーリーとしてはかなり微妙。
主人公の抱える秘密の「引き」と、何だかんだ一番出番の
多い女性キャラのブリジットの可愛さだけで読まされた感じです。
ミステリーを得意とする原作者なだけあって、読者の興味を誘う手腕は流石ですが、真相は、へーそうなんだ、というだけで何の感慨も湧きません。
登場人物も、主人公とブリジット以外は特に魅力が感じられません。
花雪は重要なポジションであるわりに存在感がありませんし、どのキャラも話の都合上必要だったから用意した、というだけのキャラに見えます。
読みおわってみると、主人公のために用意された舞台で、主人公のために用意されたキャラ達が、主人公を祭り上げて終わった、という印象です。
期待して読んだだけに、とても残念です。
とはいえ、やはり一定の水準の面白さはありますし、ブリジットをはじめとして女性陣のビジュアルはかわいいので、暇つぶしには良い漫画だと思います。
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