「聞こえない声」に続いて2作目です。フォローしてる方も好きな作品とのこと、私も嬉しいです!(消えた初恋私も大好きです)
さて2作目。前作で今井の強い気持ちに引っ張られるように、じわじわと初々しい感情が芽生えてきた引田くん。
今作では想い
をハッキリ自覚した引田と想いが止まらない今井の2人の距離がグンと近付き、今井の高校最後の試合や卒業へ向かう過程までが描かれます。
他作品でも書きましたが、今作でも先生の描く切羽詰まった感情や止まらない性の衝動の描写がリアルで、読み手もすごく堪らない気持ちにさせられます。
そしてやっぱりエロスが溢れてる。前作よりも更に。
キス一つとっても、持つ意味が少しづつ変化していく細やかな心理描写と重なって、グッとくるエピソードてんこ盛りなので、その感動をできるだけ真っ新な状態で読んで、2人の恋を存分に感じて欲しいなと思います。
性を意識する男子特有の生々しい青い青春と、一つ間違えば壊れてしまうんじゃないかという繊細な脆さを併せ持つ、人間味あふれる作品で、やっぱり2作目も大好きです。
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