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後書きにあるよう、恋文(=つまり、愛までいかない)お話集。
読み終わった後の余韻がすごくイイ。作者さんの織り成す世界に惹き込まれる。
心理描写がとても巧み。
絵は苦手なタイプの白黒なのに、それがまた独特な雰囲気
を作品に色付けています。
表題は作品集のタイトルで作品名には無い。
最初に収録の作家と若者の話は数話からなる連載で、他に極ショートも含め短編4作。
どれも凄く良いだけに、連載好きの私としては、恋の先の話も欲しくなる。最初の連載作品も、一冊で読みたいくらい。。
とはいえ、潔い、テンポの良い区切りは一冊通して主題に色を添え、
読み応えのある、質の高い短篇集になっている。
ラブラブを期待する人には物足りないかも。
ストーリー重視で、ダラダラが嫌いなサラリと読みたい人にオススメ。
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