↑まじ、それですよ。が、私の第一声。読み放題対象です。
「引き寄せられるように読んでしまう」というレビューに惹かれて読んでみました。初読みの作者様です。熱いレビューの通り、読んでよかった…と思いました。ありがとうございます。
死にそうに
なっている生き物を放っておけない獣医と、そのドクターに拾われた青年の話。
内容は、重いです。けれど、絵が生々しくないので、読み澱むことはありませんでした。愛らしい動物たちの姿もイイです。インコは一緒に住みたくなるくらい面白いです笑。でも、触れられている内容がキツイ方もいらっしゃると思いますので、そこはご注意を。私も、しんどいなと思うところもありましたが、フォローさん仰る通り、引き寄せられるままに読んでいました。シリアスな内容ですが、ドクターやスタッフユーキの俗っぽさもとてもいいです。笑えるし親しみやすい笑。
53ページという短編ですが、ぎっしりずっしり読み応えがありました。
一つ、心に引っ掛かりを残したこと。動物病院に犬を連れて駆け込んできた女性は、飼っている犬を大事に思い、命を助けてほしいと必死に訴えます。けれど、そんな人でも、自分を傷つけ、自分の生活をめちゃくちゃにした人間には「死んでよ」と言えてしまう。恐らく、本当に死んでしまったとしても、罪悪感など抱かないのだと思います。これは、ほんとに、いろんな事柄に通じるなと深読みしてしまいます。ただ、彼女も自分でそうしたんじゃなくて、親の勝手で(彼女自身はタマのせいだと思っている)辛い思いをしたんだな…と思うと、彼女が友達だったら、何て声を掛けたらいいんだろう…、憎しみや痛みの連鎖を断ち切るにはどうしたらいいんだろう…と考えていました。彼女にも救いがあって欲しい。掛けるべき言葉はすぐには思いつかないですが、聞くことはできるなと思いました。同時に、話すことは大事だなって思いました。誰かに知ってもらうこと。ただ、聞いてもらえるだけでも楽になる。近頃、フォロー様方とのやり取りを通して、自分の変化も感じます。いつもありがとうございます。(まずは、私は、「話したいな」と思ってもらえる人に近付かなければ)
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