これは7年前の作者様二冊目のコミックス。少し絵が幼い感じですが、ストーリーはやっぱり、三田先生の優しい作風がそのままです(表題作に限り)
ぽっちゃりぽよぽよのヨネちゃん。その体型と人柄で、愛されキャラというかいじられキャラ。そんなヨネちゃ
んに恋するアライ君。ちょっとしたアライ君の策略(笑)で、まさかの告白。きゃ〜。
ここまでは、ほのぼのと、子供を見守る母の気分でニコニコしながら読んでました。でも恋に不安はつきもので、予想外に二人のすれ違いに切なくて悲しい気分でした。好きなのにね。
恋をして、初めて色々と変わろうとしたヨネちゃんが、健気でいとおしいんです。勇気を出す事も、アライ君のため…涙です。初々しい二人の可愛いらしい恋でした。
そして、書き下ろしが素敵です。その後の二人の歴史が垣間見れて、社会人になった二人。くぅ〜、いつまでもラブラブしてください。
同時収録は、ほのぼの三田作品とは一転、シリアスタッチな叔父への恋。繊細に心理描写が描かれて、これも切ないラブストーリーです。遠回りして苦しんで、手にいれた幸せです。涙。
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