漫画家さんの画集を初めて買ったのは清水玲子先生。
これとWALTZを紙で持ってます。
画集は大切に保管して丁寧に読むものかなと思いますが、この2冊に関してはすぐ手に届くところに置いて、よく見ていました。この時代の清水玲子先生の絵が好
きで好きで。エレナ&ジャックシリーズを初めとした初期作品はもちろん、ダントツに好きな『月の子』のカラー画は本当に素晴らしいです。(WALTZの方が『月の子』の点数は多め、でも表紙はこちらが好き!)
私が作品を知った時には連載はとうに完結していましたが、どうしても単行本の初版が欲しくて、お小遣いを握りしめて古本屋を回ったのが懐かしい。なので、家には2セット『月の子』があります。
宝石のような瞳に小ぶりで上品な唇、白魚のような手(まさに!)、ほっそりとした長い首。夢のように美しい。そんな彼らは何故だか悲しいお話がよく似合うのです。
今まで読んだどんなラブストーリーとも違い、環境問題や社会問題にも踏み込みながら、古典をモチーフに描かれた壮大な物語に、中学生だった私は、人生を揺り動かされるような衝撃を受けました。
いろんな出会いがあり今がありますが、私にとっての原風景の一つです。
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