179ページ。
表題シリーズ3話+短篇4話+表題作描き下ろし後日談。
クラシカルな装いのまだあどけなさの残る男女の双子、このビジュアルにはロマンがある。耽美さ漂うこの作者さんの絵でそれを見せられてしまっては買うしかない。基本的にグロいB
級ホラーですが、どこか上品さがあって、好きなんですよね。
おおむね、ヤングジャンプ増刊『アオハル』掲載で、ちゃんとアオハルらしさに内容を寄せている(特に後半3話)のが、ミスマッチ感を招いていて、それはそれでけっこう良いです。
表題作星5つ、その他は星4つ。
〜〜〜〜〜
フロイトシュテイン家の双子の家庭教師としてやってきた桜井が、ただ双子の遊戯に翻弄されてます。双子にとって、それは「悪戯」ですらなく、ただお気に入りの玩具で遊んでいるだけのこと。ブードゥー人形を作るのも、邪神を呼ぶのも、そこに理由なんか無いのです。
だんだん桜井がしたたかになっていってるのが良かったです。
最終3話目の展開は、まさかのwww って感じの怒涛のB級展開で、たいへん楽しかったです。
・『森の中の家』男女三人、一人を取り合う女子二人によるひたすらグロいキャットファイト。
・『とむらいバレンタイン』バレンタインデーの告白から始まる、嫉妬の暴走。巻末に1ページの番外編がついており、それを見ると、ちーちゃんの気持ちがちょっとわかるw
・『星空パルス』宇宙人ホラー。父親の様子のおかしさが良い。
・『恋の神様』初々しい高校生カップル、キュンと猟奇ホラーの同居。
もっとみる▼