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BLコミック
年々彩々
1巻完結

年々彩々

600pt/660円(税込)

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作品内容

老いもせず、死にもしない。そんな死神の恋――。 秀良子がおくる、切なさと美しく心に響く、連作落語シリーズ。 【金魚すくい】怠け者の与平(よへい)と彼に取り憑く貧乏神。二人はいつの間にか夫婦のような間柄になるが……~落語「貧乏神」より~ 【デラシネの花】長寿を願い名付けられた寿限無(じゅげむ)(中略)長助(ちょうすけ)さんは幕末をむかえ、文明開化の音を聞き、二つの大戦を生き抜いて現代(きょう)を生きていた。そんな孤独に生きる彼の心の拠り所は、昔みた“死神”だった。~落語「寿限無」より~ 落語シリーズ二作ほか、短編一編&描き下ろし収録!

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作品ラインナップ  全1巻完結

  • 年々彩々

    600pt/660円(税込)

    老いもせず、死にもしない。そんな死神の恋――。 秀良子がおくる、切なさと美しく心に響く、連作落語シリーズ。 【金魚すくい】怠け者の与平(よへい)と彼に取り憑く貧乏神。二人はいつの間にか夫婦のような間柄になるが……~落語「貧乏神」より~ 【デラシネの花】長寿を願い名付けられた寿限無(じゅげむ)(中略)長助(ちょうすけ)さんは幕末をむかえ、文明開化の音を聞き、二つの大戦を生き抜いて現代(きょう)を生きていた。そんな孤独に生きる彼の心の拠り所は、昔みた“死神”だった。~落語「寿限無」より~ 落語シリーズ二作ほか、短編一編&描き下ろし収録!

レビュー

年々彩々のレビュー

平均評価:4.7 120件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (5.0) 粋な江戸っ子はその日暮らしかなりエコ
    カメ太さん 投稿日:2024/3/26
    宵越しの銭は持たない。 狭い長屋暮しで嫁に逃げられること数度、与作は働かない。貧乏神のびん介さんが変わりに働くはめに ナチュラルストーリーも好きです。 腐のものですが、なんでも読みます雑食!

高評価レビュー

  • (5.0) 圧倒的な秀先生のチカラを見せつけられた
    Hammyさん 投稿日:2022/3/14
    思ったよりもかなり沁みました。 心を揺さぶられるストーリーと物語を語る技術の高さに、圧倒的な秀先生のチカラを実感しました。 ……… 「金魚すくい」は落語「貧乏神」をほぼ踏襲した作りです。 元はコミカルで笑いっぱなしの上方落語を、人情 はそのままに、切ないBLに仕立て直しています。 金魚の使い方が秀逸過ぎて泣けます。 貧乏神の着物が、死神になった時に黒絵羽に衣装替えしているのを見て、死も実は人生の一大イベントだったわ、見方によっちゃ目出度い事かもしれない、と改めて考えさせられました。 ……… 「デラシネの花」は、もう発想自体が素晴らしい!! 読む前はあの「寿限無」のどこをどうしたらBLになるんだろう?と訝しんでいましたが、まさかご本人が現代まで生きている設定とは!まさに名は体を表すです。 BLではお馴染みのバンパイアもの等、人と寿命の長さが全く違う故のやるせなさを描いています。 その中でたった一人の確実に自分より長く在る存在、「金魚すくい」の時よりも色気マシマシの死神が相手役です。 死神相手に欲情したり嫉妬したり、挙句の果てに愛しちゃったりしています。 途中で死神は寿限無に会う事を避けますが、なぜそうしたかの気持ちがまた切ない。なんだよ、両思いじゃないですか。 神様にも人らしい気持ちがあるところが、日本の神さまだな〜、これキリスト教やイスラム教じゃ成立しないわ〜と思いました。 「デラシネの花」を読むと、「金魚すくい」の描かれていなかった部分が透けて見えてきます。 そこがまた素晴らしい構成です。 そして人ならざる者である死神の気持ちに思いを馳せて苦しくなります。 物語の締めと落語のオチを、意味が全く違うのに完璧にリンクさせています。 素晴らしい閉じ方に敬服です!! ……… タイトルの「年年彩彩」が、年年歳歳に掛けているところも泣けます。 人の世の変化を自分だけが変わらず虚しい思いで見てきた寿限無の人生が、事もあろうに死神によって彩られた、ってところが余りにも切なく美しいんです。 ……… 余談ですが、落語ネタと言えば◯和元禄落語心中が代名詞となる程有名ですよね。 アニメで石田彰さんが披露した落語「死神」にはビックリしました。 声優さんってホント凄えぇぇえ! もちろん圓生や小三治の死神は絶品です。 本作の死神が寿限無に会わないと決心した場面は落語「死神」の世界を持ってきていました。 もっとみる▼
  • (5.0) 派手さは無いが心に沁みる、上質なBL小噺集
    humanさん 投稿日:2023/7/15
    秀先生の作品は大好きですが、地味そうな内容だな〜と手が出ないまま。凄〜くお安くなったら… と待ち続け、少し前の値引き&クーポンでやっとポチリ。「金魚すくい」怠け者 与平と貧乏神のお話。ヒモが働かせるのか、働き者がヒモにするのか… 金魚は腹の 足しにもならないけれど、初めて貰う贈り物に貧乏神は嬉しくてこそばゆくて、一時の頑張る原動力になったのね。あ〜 無自覚の人たらしってズルイ!貧乏神も歴代の女房と同様に愛想を尽かして出て行ったと思っていたけれど、読み進めるとどうやら違っていた様で。情の深さが心に沁みる… あの時代の金魚鉢は高価な代物に違いないのに、一匹残った金魚の為に金を遣う所が与平らしい。薬代に充てていたら、もう少し往生出来ただろうに… 直接的でない金魚の使い方が秀逸で、空っぽになった金魚鉢に一層の侘しさを感じずにはいられない。ラストの膝枕のシーンは切なさと同時に温もりも感じられて「お礼が言えて良かったね」「独りぼっちじゃなくて良かったね」と、2人にとって最良の最期だと思いました。秀先生の優しさに触れられた気分です。「デラシネの花」長寿を祈願してつけた名前の寿限無が本当に長生きして現代に… しかもホスト!から始まるお話。もうここで膝ポンですw うろ覚えですが元ネタの落語と「金魚すくい」の死神(貧乏神)を絡めてよくぞBLに昇華させたなぁと、唸るばかりの仕上がりです。取り残されるのも想い人のお迎えをするのも寂しく虚しいもので、そこに慣れなんか無いのよね。立場は違えど果てしない長尺で生きる者同士、2人しか分かり得ないものがある。言葉数は少ないけれど情があって押しに弱くて、ファッションやら食べ物やら ちゃんと現代に馴染んでいる姿に 何とも人間味のある死神だなぁとフフッとなる。描き下ろしの少しずつ家にモノが増えていくの良いですよね。願わくば、寿限無なりの想いを込めた名前を付けてあげて欲しい。そして寿限無の前にあの着物姿で立つ事が有りません様に…「小向家の事情」今のご時世、あるよねと思わせるお話。ちょっと複雑な家庭環境と気付きの瞬間を絡め少年が成長する過程をとても上手い構成で描いています。透明人間にならなくても良い時代が来る事を願って止みません。ラストの「ざまぁ」と思える図太いメンタルに育って何より。今度はお父さんが受け入れる番ね!10年前の作品ですが、上質なものは色褪せないと実感する名作でした もっとみる▼
  • (5.0) これはまた秀良子先生劇場です
    ユキさん 投稿日:2022/1/24
    【このレビューはネタバレを含みます】 何となく気にはなりながら手が伸びてなかった作品。読んで無い時間が勿体なかったぁ‥と凄く後悔。 不思議なお話し(貧乏神や死神や)、少し笑えて切なくて沁みる物語です。 落語をモチーフにしてる1話目と2話目。落語にはお約束のダメ男が出てきます。私はダメンズ(古い)とやらが読者としても余り受け付けないのにこの男はイラっとするのに何故かすごく感情移入もしてしまって胸が締め付けられる、られる‥。2話目は前・中・後編となっていてまた深く入り込めます。死ねない寿と死神の距離感がいい。 現代の寿はクズ男だけど、夢や記憶で普通の人生を送ってた時の最初の家族がちらほら出てきて、これがまた切なくなる。1人になった寿にとって午の刻はある意味本当に逢魔時なのでしょう。冷めた寿が、死神に「側にいてくれよ‥」と懇願する姿が何とも言えない気持ちになる。 私は落語を聞いてないので『寿限無』の結末を知らなくて、最後までどうなるのか見当がつかずハラハラしました。描き下ろしの2人がまた嬉しい。何だか1話にも繋がる様な会話もあり。何もなかった寿の部屋にドンキのソファが届いた事で私がとても嬉しく幸せな気持ちに。先が続くか終わるかわからないけど『2人』で居てくれるのかな‥とじんわりしました。ソファの後に届いたのが何か知りたい!笑 そして短編の『小向家の事情』。こんな短いお話しなのにこんなに切なさと幸せが詰まったお話になる事にびっくりです。素晴らしいです。同棲CPの子供視点のお話し。子供視点だから大人達の事情の説明はないです。颯太から見た2人。だけど大人達の色んな事情が伝わり切なくなります。短いお話しなのに颯太が、自分ちが『普通』と違うと感じ始めて戸惑って受け入れていくのが、駆け足でなく描かれているのが凄いの一言。受け入れるといっても颯太が納得した、とかではないと思います。でも手放せないくらい蓮司と父との生活がかけがえないものになっていたのでしょう。 「ざまぁ」 のオチがこれまた良いです! 3話全て、本当に本当に素晴らしかったです。 カバー下で先生が『桂枝雀師匠が好きで〜』『笑いながらなんだかせつなくなって泣けてくる、そんな高座です』と書いておられましたが、秀良子先生の作品もまさにそうだと思いました。 続きを読む▼
  • (5.0) とても驚いた。人情ある落語BL
    わっきゃさん 投稿日:2017/12/13
    【このレビューはネタバレを含みます】 落語の貧乏神、死神、寿限無を元にした二つのお話がすごい。ビックリした。落語の貧乏神は汚ったないじいさんなのに、ここでは薄幸の美女ならぬ美男でとてもセクシー。 落語によく登場する与太郎はマヌケな穀潰しで愛嬌だけはあるロクデナシなんだけど、与平も立派な与太郎で。疎まれるだけの存在だった貧乏神は与平から初めて金魚を貰って嬉しかったんだろうな。転職してまで与平の最期を看取る為に死神となって迎えに来るなんて。金魚が一匹ずつ死ぬのと与平の肺病の悪化と合わせて流れる時間の表現も素敵だった。ラストシーンは儚く美しかった。 その後死神は時代を経てこれまた与太郎な寿限無と会う。老いない為に定住も出来ず根無し草(デラシネ)の様に孤独に生きて来た寿限無は死神といると落ち着く。大戦中一度会ってるから寿限無の不老不死を知る唯一の人が死神で寿限無が離れたがらないのもわかる気がする。 死神は長い人生で二度目の貰い物(コロッケ)をする。一度目の与平の看取りで辛さを知ったのか、二度目の寿限無には命を助ける事に。 この事で死神組合から謹慎処分を受けるがどうやら無期限ぽい。そして寿限無も名前を忘れてしまっている様子。不老不死の二人はもしかしたら余命を貰えたのかな?と思えるラスト。 タイトル年々彩々も年々歳々をもじったセンスが素敵。落語にも死神達にも彩りを加え、デラシネの様に拠り所なく生きて来た二人に花を咲かせたのかな〜枯れるまで二人で幸せだといいな。ストーリー全体が持つ雰囲気が優しく柔らかくて、そこに落語の持つ人情味とおかしさを上手く混ぜ合わせていて感動しました。 続きを読む▼
  • (5.0) 今日はオフなんですけど…
    ムギさん 投稿日:2021/9/28
    【このレビューはネタバレを含みます】 貧乏神のビンちゃんが気の毒でポチ。これは良かった〜。落語を題材にした連作2編はしっとりと味わい深く、他1編は24ページと短いながらも読み応えたっぷり。落語の元ネタ知らなくても面白いですが、知ってる方が絶対により面白いと思います。あー そこをそういう風にするのかーって違いを楽しんだり、作者さんの凄腕ぶりが堪能できます。 以下、ネタバレを含みます。 『金魚すくい』ダメだ… 落語ならおもしろおかしく聞かせてくれて仕方ないなと笑えるんだろうけど、漫画だと怒りしかわかない笑。ビンちゃんはこのまま自分がいたらよくないと思ったのかな。どうしようもない人だけど、やっぱり金魚は嬉しくて、せめて自分が… と思ったのかな。愛だねぇ。 『デラシネの花』なんと!?いやー、読み返すと冒頭がなんとも深いです。寿の心の拠り所がビンちゃんだけというのも頷ける。淡々としてるようでビンちゃん優しいから余計に…。コロッケ好きなの可愛い笑。最後の願いを聞いてあげたいけど、呼んではいけない。でも「俺のことを少しでも…」これは難しい選択だったんだろうなぁ。いやそうでもないのかな。愛だねぇ。もうストーリーが面白すぎる〜。 『小向家の事情』は短いのにいっぱい詰まっててこちらも凄すぎる。サンタの正体を…って言い回しが好きでした。透明人間とか、一度は別れもあったのかな?見ちゃうのも衝撃だし、いろんな葛藤もあるけど泡になってもほしくない。ざまぁ… まっすぐ育ったなぁ笑。 続きを読む▼

書店員・編集者などオススメレビューをピックアップ!

美しく切ない連作落語
制作:クリームめろん(シーモアスタッフ)
秀良子先生が落語をテーマ描く、美しき短編集です。長寿を願われ名付けられた「寿限無」が現代まで生きていてしかもホストという設定が斬新!元貧乏神の死神とのやりとりはもちろん、死神の過去編「金魚すくい」も涙なしには読めません。切なさ、恋い慕う気持ち、人生について深く考えさせられる名作をぜひ!

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