心が求めた西田先生作品。はぁ〜面白い。元気になるというか、気持ちがフラットになります。
▲『もろとも』102ページ。異母兄弟のお話。西田節(ギャグ)炸裂で、サクッと読める軽さがありつつ、愛情を乞い、愛に飢えている男2人の姿には切なくなりま
す。勝(兄)の妻洋子さんも良かった。西田先生は”人”の内面の覗き見の天才だと思います(褒めてる)。個人的ツボは、漬物大好きお母さん。カッコ良すぎる。でも、そう思う前にめっちゃ笑いました。
▲『仁義ナシ!』32ページ。おバカで可愛いヤクザ(チンピラ)と刑事のお話。ニヤニヤしちゃいます。
▲『聖なる男』41ページ。わー、西田先生らしい男きた〜!って感じです。散らかし方とか、妙に馴染みます。島に漂着した傍若無人な振る舞いをするタカと助けた牧師。犬の墓標を叩き割ったタカに惹かれずにはいられなかった牧師の気持ちが何となく分かります。ラストのぐちゃぐちゃの顔がとても良かった。
安定のあとがきのカオスさにホッとして本を閉じました笑。
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