作者様初コミックス。阿弥陀作風はここから生まれたんですね。やっぱり独特な空気感です。
これと言って、大きな波もなく、静かに凪が続くイメージの今作品。
父親の入院を機に実家に帰って来た藤原。藤原の帰郷にソワソワする同級生の山田。好きな子に
素直になれず、そのまま大人になった山田の再燃初恋が可愛らしい。山田の友達、神谷の大きなお世話がなければずっとモジモジしたままだったかも?(笑)ナイスなおせっかい焼きさんでした。いいヤツ神谷。
藤原は、きっとなんとなく仕事して、なんとなく彼女と付き合って、両方とも失くして良かったんだと思います。入院中の父親に、閉めた店を任されなかったのも、きっと父親には覚悟が見えなかったんじゃないでしょうか。恋も仕事も惰性じゃ、イキイキしないっしょ。そこに気づけて良かったね。神谷にやきもち妬くくらいに、心が動いたんなら恋ですよね。自分に向き合って、前に進んだ藤原に拍手。しきり直して、もう一度いい恋しましょう、山田とね。二人の初エッチが微笑ましかった。受ける山田男前でした。
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