地元商店街の再開発計画で中学同級生四人が10年ぶりに対立関係として再会する。商店街側の板橋(洋品店)墨田(銭湯)、開発側の品川(ゼネコン)足立(893立退き)。
板橋には中学時代に品川と足立それぞれとの約束があった。のちに二人は転校し
離れ離れとなりこの10年ぶりの再会。幼い約束を果たしたい者、果たせない者、再開発の裏の利害関係、師弟関係、お坊ちゃんのプライド、店への想い、友情、恋心など複雑に絡み合いながらテンポ良く引き付ける展開はとても面白い。
板橋のお父さんの言葉「仕立て屋は人を読む」中学生からその言葉が好きだったのに、周りで起きている事で読めず辛そうな姿は切なかったなぁ。しかし仕立て屋さんの採寸がセクシーでした〜!印象的なシーンだった。
衝撃的な山場からのラストまで納得の展開良かった〜ジーンと来た。一途な想いは心が洗われる。いいお話で何回か再読してます。しかし怖くて悪どい三宅さんが最後全て美味しとこ持って行きましたね(笑)二人のその後見たいなぁ。無理なのかな。幼馴染とその上司が区名だったのは混乱しなくて助かりました。
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