年上のダンナ様と超年下の奥さんのお話ですが、無茶苦茶甘いわけでなく、淡々と話しは進むのですが 真っ暗闇のどこかに ポッと灯った明かりのような なんか すごく救われるような、そんな気持ちになりました。奥さん、可愛いです。若いけれど、どこか、お
年寄りじみていて、そこが なんか 可愛いし、奥さんの長所だと思いました。思わず、明日、赤かぶ 買ってきて、浅漬けにしようなんて思いました。 本をお書きになるダンナ様は 作家ゆえか、ちょっと 浮世離れしているというか、抜けているというか、その抜けているところを スーッと埋めるのが奥さんは お上手で、ほんと 良い夫婦だなって思いました。 話が進むにつれて、色々と二人のダークな過去が暴かれるのですが、それさえも、二人が出会って、こうやって 夫婦になるためには 絶対不可欠な出来事だったんじゃないかな、って思わせてくれるほど、二人の繋がりの深さ、うーん、そんな深刻な描き方はされてないんだけど、やっぱり、深さっていうのを 感じました。ネコちゃんも なかなか 可愛いです。そして、出てくる登場人物、全てが 良い人なんで、読んでいても 嫌な気持ちだとかにはなりません。元妻も出てきますが、まぁ、あっさりした女性なんで、全然、大丈夫です。当て馬だとか、そういう感じでは出てきません。なんか ほんと 優しいお話なんです。すっごく感動するとか、涙崩壊とかじゃなくって、心が ほんと ポッと暖かくなります。あ、でも、心は ジーンとはします。読後、良い作品を読んだなって 絶対 思えると思います。
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