(253ページ、他社サイトより)
<朔の出会い→繊の際会→惑乱の宵夜→十五夜の帰参→下弦のうつろひ→晦日からの芽出し>
妻問いの既成事実の後、今度は皇后としてのお披露目の準備がはじまり焦る主人公。
1巻(朔)で逃亡時に関係のあった
西条が再び登場。
心穏やかでない帝とあがくように必死で画策する主人公が可愛く可哀想(笑)。
なかなかうまくいかない2人だけどそれでも主人公の心境の変化が少しずつあり、遠慮のない言い合いも楽しいです。
<以下前作レビューと同内容ですが全巻通しての感想>
全6巻の長編ストーリー。
(サブタイトルは別名だけど各巻読み切りではない)
読みすすめるほど途中から続きが気になって、全巻読み終えるまで他のことができませんでした(笑)
内容的には時代トリップの王道。
古代に行き時の権力者に見初められ、はじめはワンマンで嫌がるけど徐々に主人公も気持ちも〜、、という古くは王家の紋章(少女漫画、古代トリップ恋愛の元祖?)にもあるような王道的な展開。
既に何人も妃と子もいて皇后をめぐって女性に疲れた帝と、恋愛もしたことないウブな高校生の主人公。
現代に戻りたいので主人公の気持ちの変化まで時間がかかかるけど、体の関係はあるので各巻甘い場面はけっこうある。
主人公が同意してないので最初は無理やりな展開もあるけど、帝の想いが急速につのっているのでかなり甘やかされてます(笑)
いろんな意味で大人な帝に対し、ウブでやんちゃな主人公のかたくなな心に対して身体は、、という時間差のある心身の変化が楽しかったです(笑)
一気読みしたせいか展開にあまり遅さを感じない。
むしろ周囲のキャラも登場しつつ常に先が気になるストーリー展開すごく良くて面白かった!
長編好きな王道ストーリーも好きな方にはぜひオススメ。
ちなみにサブタイトルは全て月名が由来だそう。
読み終わって気になって調べてみたら以下のようでした。
朔(新月・一日月)、繊(二日月)、宵(三日月)、十五夜(満月)、下弦(二十三夜月・半月)、晦日(みそかづき・三十日月)。
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