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作品内容

大学入学でジョージアにやってきたマットは、友人の兄であるオーブリーの家に同居することになった。 出会う前からセクシャルな濃密な匂いが立ちこめる。二人はメイトだった。
だがオーブリーはホテルチェーン、レイノルズグループの社長で、 今後群れの統率者(アルファ)としての責任を負う立場。 自分がゲイであることを公にして会社に不利益をもたらすことはできない。 マットは静かに状況を受け入れるが、先の見えない関係に次第に持ち前の明るさを失ってゆく。そんなある日、オーブリーのもとに荷物が届いた。 中にはマットの写真、オーブリーに対する脅迫だった――。大人気の人狼ロマンス最新刊!!

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レビュー

狼の見る夢はのレビュー

平均評価:4.6 14件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (5.0) 拘りの強いスパダリ×ピュアな大学生
    ピカニキさん 投稿日:2024/4/13
    【このレビューはネタバレを含みます】 『狼を狩る法則』『狼の遠き目覚め』と続く人狼シリーズ第3弾。『遠き目覚め』で探偵事務所のアルバイトをしていた9人兄弟の長男マシューマーヒカンが大学に進学し、ジョージアのオーブリーイアンレイノルズのマンションに間借りすることになります。『狩る法則』の主役キートンの兄オーブリーは南部の大富豪の長男で、将来は父の後を継いで群れのリーダーと企業の経営者になる宿命を背負っています。初めて顔を合わせた瞬間にお互いをメイト(伴侶)だと知った二人ですが、オーブリーは責任感と義務感とでカムアウトできないのでした。惹かれ合う二人は恋人となるものの、オーブリーの厳命でメイトであることはひた隠しにしなければなりません。ピュアな田舎のお兄ちゃんのマットに隠し事は辛く、そこにマットの両親の不仲、オーブリーの群れの一員による会社でのトラブルが重なり、ストーリーは緊張感をもって進んでゆきます。オーブリーの婚約者を偽装してくれている飾り気のない美人のタラ、オーブリーとキートンの大らかで優しい両親、キュートなマットの弟たちが二人を支えます。オーブリーとキートンの兄弟が愛するレイノルズホールを、狼になった恋人たちが散策するシーンか素晴らしくエモかったです。 続きを読む▼

高評価レビュー

  • (5.0) 海外人狼オメガ3作目。続刊期待!
    lvivさん 投稿日:2017/1/7
    今回も読み応えありましたb! シリーズ読むごとにはまって、どんどん他の話が読みたくなります。 1作目(狩る法則)の主人公の兄と2作目(遠き目覚め)のチョイ脇役のお話。 またもや今回も周囲のトラブル・事件を背景にしつつ、難ある恋が実 っていく話。 1作目では嫌な奴そうな兄でしたが、今回は兄視点の話でその背景や実情もわかり、葛藤がつらそう。 むしろ、奔放な弟キートンに比べて可愛そうになってくる。 お相手も、そう。 2作目ではいかにも軽そうな脇役キャラでしたが、かなりいい奴(まさかコイツが主人公になると思わなかった!)。 アホっぽかった理由もわかって、納得(笑)。 そして、2人とも超カッコ良くなってる! 特に、兄! といっても日本と違って恋人には甘い言葉が普通の欧米文化。 お話も主人公たち2人の視点で語られてますから、やはりメイト(愛の絆の伴侶)視点だと、互いが超セクシー(超魅力的)に映るんでしょうね〜(笑)。 毎度ですが、2人だけの間の愛称が可愛いこと(笑)。 ビット(ちびちゃん?)、仔狼パップ(pup-py、ワンコ?)に続いて、今回はシュガー(砂糖ちゃん)。 前2つは普通他人に使ったら失礼な響きのはずで、それを恋人に使う(のを許す)甘さがあるけど、年下の恋人にシュガーは文句なく甘甘! (ハニー、スイートと似た感じかな、笑) 脇役で微妙に気になる人たちの話のその後がないのが残念。 それとも、この後のシリーズでお話になるのかな? 部下と、弟くんがそれぞれ気になる! 2作目のレイの弟も。 それぞれ1冊のお話になるのかな? もう、このシリーズ超お気に入りなので、いくら続いてくれてもOK。 ぜひ続刊が出ることを期待したい♪ 本作が2015年書籍発行で、その後電子化。 ということは、まだ続きあるかも!? どれも1冊完結で別ストーリーになってはいますが、前作で登場したときのキャラ(性格)があるので、シリーズを順に読んでたほうが主人公たちの背景が深まって面白いです。 今回はキートン達もけっこう出てくるので、特に1作目は読んでたほうがストーリーがわかりやすいです。 もっとみる▼
  • (5.0) 4作目:頑固者の儚い夢が叶う道程◎
    わっきゃさん 投稿日:2021/9/1
    【このレビューはネタバレを含みます】 (MM小説) 《人狼シリーズ/1:法則 2:恋 3:目覚め 4:夢》の四作目。 原題:With Abandon。このシリーズはテーマに奥行きがあり、 毎回様々なカラーの脚色を楽しめて良いです◎ 今回は九人兄弟の長男で奇抜ファッションのマットが主役!! しかも御曹司キートンの兄オーブリーと!!意外なキャスティング(嬉)辛かった前作に続きこちらもなかなかしんどい(笑) とても面白かったです◎ 大学生となりマットは地元を離れジョージア州アトランタへ。 狩りが出来るようにとキートンが実家に頼み、兄オーブリーとマットが親しいメル友→間借りも決まり〜初対面でメイトと判明する始まり。 人狼同士 御曹司で会社社長オーブリー(31)×大学生マット(19)の話。 ゲイバレ解雇がある程ゲイ差別が厳しい保守的なアメリカ南部に加え、人狼の由緒ある家系の重責が大きすぎる長男オーブリーは牡メイトを躊躇。その葛藤を理解しながら彼を癒すマットは、嘘嫌いの陽気な実直青年でオーブリーにピッタリ!!拒絶ともいえるオーブリーの秘密を守り、心を痛めながら寄り添う純真でとても健気なマットはシリーズでも特に可愛いキャラ◎ ヤリ手で愛情深いオーブリーのゲイバレの怯えが深刻でした。 ずっと原題のabandonが纏わりつく不穏な展開も、マットを〈シュガー〉と甘く呼ぶイチャイチャCPで、情熱的Hや自然なリバ展開など愛情溢れていて◎ 後半は切なくハラハラのドラマチック展開が待っています。 1作3作の群れ主要メンバーも登場し、キートンとの兄弟苦悩やメイト死別苦悩等、特にスターリングのメイト秘話をチラ見出来たのは嬉しく読み応え◎ 新たに人狼化した彼と、ガジェットとバンビの関係が気になるし、次男ローガンには是非主役を張って欲しいし(笑)今回の二人にはチビッコ弟二人を養子にしてレイノルズホールで幸せに暮らして欲しいな〜まだまだ続いて欲しいシリーズ!! 続きを読む▼
  • (5.0) 良かったね!
    うまいどんぶりさん 投稿日:2024/2/2
    【このレビューはネタバレを含みます】 【ヨミホ】人狼シリーズ3作目。 個人的にシリーズ追う毎に面白くなっていってます。 以下感想→とにかくジョーダンが可哀想過ぎた。そんなメイトの形もあるんだね。。でもメイトが死んだら心にポッカリ空いて苦しいんだろうなぁ。ボスキーはカーソンに辞めろと言いつつ追いかけ回してたし、よっぽどメイトって振り回されるくらい凄い力なんだな。 今回はキャラクターが魅力的でタラにローガンがかなり良かった!エディも可愛いし。 あと、シリーズの主要キャラが沢山出て来たのも嬉しかった。 そして、今回の主役の2人はシリーズ2作目のあの奇抜なファッションでちょっと疎まれてたと思ってたマットが、実は色覚障害の為だったのと、兄弟想いでオーブリーの為にゲイを隠し続けてるのがホント健気で「良い子〜っ」と常に頭の中にあった。 あと、キートンの兄のオーブリーのクローゼットゲイは、やっぱり皆の為に1人で重責を背負っててオープンに出来なかっただろうし、しかも特にゲイに否定的な地域では、そりゃあしんどかったよな、と2人共共感持てる良いキャラでした。 欲を言えば最後ちょっとブツリと終わった気がするので、もう少しその後の2人を見てみたかったです。でも面白かった! 続きを読む▼
  • (5.0) すき!!!
    ことことさん 投稿日:2019/1/16
    シリーズものと分かってはいたのですが、海外のBL小説はじめて読むので好きそうなカップルで、OFFになってるうちに!と購入してみました。 元々ずっと気になっていた本だったので、読めて良かった〜!!洋画が好きなので、雰囲気もすぐ馴染めたし、海 外の奔放さというか、日本人にはない明け透け感がすごく良かったです!!どんだけ股間の描写するんだよ、と突っ込まずにはいられない。 そして、会話や行動が可愛すぎて、、なんだよこのカップル萌え殺す気か?!!と終始、二人の間にお互いに対する愛しさが溢れて読んでいて幸せでした。同じように愛しているからこその辛さもあるのですが、、。 ゲイものってやっぱり両親の話って外せないと思うのですが、日本のものってあんまり書かれないので、その部分でもとても満足出来ました。愛情に対しての描写がやっぱり豊かだなぁと文化の違いも面白さの一部だなと思いました。 シリーズの一作目も買ったので読むのが楽しみです。 もっとみる▼
  • (5.0) どんどん読み進めたくなる
    カヌーさん 投稿日:2023/4/17
    【このレビューはネタバレを含みます】 J・L・ラングレーのオメガバースシリーズ三作目、前々作の主人公キートンの兄にして名家の長男のオーブリーと、前作で探偵事務所で事務員をしてた九人兄弟の長男マットが主人公。 保守的で同性愛に対して風当たりの強いアメリカ南部で、同性愛者である事が発覚し家名やビジネスに汚点をつけるのを強く恐れ、自分を偽りながらもメイトの引力に引かれ葛藤と苦しみを抱えるオーブリーに対して、家族に問題を持ちながらも、嘘を嫌い明るく前向きでいようとするマットの対照的な価値観とやり取り、それから肌を寄せ会う描写は心ときめきます。 終盤に進むにつれてマットにじわじわと迫る家族や本人の危機的な状況や、怪しい行動をし続けるビジネスでの敵ボスキー、わだかまりを抱えていたオーブリーとキートンの和解、序盤に張られた伏線が回収されていく終盤の展開は加速がすごく、どんどん読み進めたくなるシナリオで、大変満足行く小説でした。 続きを読む▼

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