聖女の設定ってわりと多いですが、この作品の聖女には悲しい結末があります。
例えば、聖女と交合すれば病が癒えるといった迷信を信じる狂信者に犯され聖女ではなくなると王宮に戻され、特異体質のため警備が難しくさらに犯される危険がある、など。
本
編中にも語られています。
ヒロインとヒーローの出会いから恋心を募らせるも実ることのない悲恋。
宗教上の理由から結婚出来ないなど制約もあり、ヒーローを諦めようとするヒロインは健気です。
ヒロインを得るためのなら実力行使を厭わず恐れもしないヒーローはかっこいいです。
ヒーローsideも多くて言動や行動も理解しやすい。
ヒロインが終盤に気づく、聖女であっても疑問を持つべきだ、という人としての概念。
ヒロイン兄の歪で幼稚で浅はかな思考。
本編ラストで、聖女として国に残るというヒロインを強引にさらわないヒーローに驚きました。
続きはソーニャ(公式HP)番外編で読めます。
なかなか面白かったです。
もっとみる▼