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うばたまの 墨色江戸画帖
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うばたまの 墨色江戸画帖

520pt/572円(税込)

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作品内容

青井東仙は十一歳のとき貧しさから逃れるように家を出て、江戸で偶然出会った絵師・松山翠月に才能を見出され、弟子となった。しかし、夜具も食事も着物も与えられ満たされた暮らしに次第に創作意欲をなくして破門されてしまう―。才能に溺れ、落ちぶれた絵師が再起をかける、大江戸人情譚! 闇と現が隣り合わせの江戸で、東仙は再び夢を描く…。新・時代小説! 2018年ノベル大賞受賞作。

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  • うばたまの 墨色江戸画帖

    520pt/572円(税込)

    青井東仙は十一歳のとき貧しさから逃れるように家を出て、江戸で偶然出会った絵師・松山翠月に才能を見出され、弟子となった。しかし、夜具も食事も着物も与えられ満たされた暮らしに次第に創作意欲をなくして破門されてしまう―。才能に溺れ、落ちぶれた絵師が再起をかける、大江戸人情譚! 闇と現が隣り合わせの江戸で、東仙は再び夢を描く…。新・時代小説! 2018年ノベル大賞受賞作。

レビュー

うばたまの 墨色江戸画帖のレビュー

平均評価:4.5 2件のレビューをみる

最新のレビュー

  • (5.0) 絵師青路茉衣瑚氏の墨絵猫の妖気に当てられ
    white猫さん 投稿日:2023/7/26
    【このレビューはネタバレを含みます】 江戸の絵師青井東仙は、画業が行き詰って、灯籠貼りや団扇に墨絵を描いて売り歩く日々を送っていた。 ところが、ある時、背筋に寒気を覚えるようなただならぬ気配の黒猫が突然後を付けてきた。からくり時雨堂に入る東仙と共に当たり前のように付いてくる。そして、ある嵐の日に東仙の長屋に付いてきた黒猫を、寝食も忘れて魅入られたように墨で描く。それは、心底描きたくて矢も楯もたまらず描いた絵で、東仙にとっては、暫くぶりの満足のいく絵になる。 弐話目の(古井戸の月)は、恨みを持って死んでいった女郎菊尾の為に東仙が、破門された絵の師匠松山翠月から貰った真綿の夜具を質に入れてまでして描いた絵。菊尾が古井戸の底から見た男と月。菊尾の身に起こったことを追体験させられた東仙は、黒猫の声で己の身に戻ってこれたのだが、菊尾の無念さを悼み、渾身の力を持って絵を描き上げる。 参話目の(松に蝉)では、東仙の住む長屋の人々をも巻き込んだ絵師対決が面白い。 四話目の(寒椿)では、初雪の日に、苦手な雪を描きに町に出かけた東仙がかつての師匠松井翠月と偶然にも出会い、持っていた絵を見た感想を言ってもらえる。そして、心から描きたいと希求しなければ、己と人を満足させる絵は描けないと知る。 続きを読む▼

高評価レビュー

  • (4.0) 時代は違えど共感できる
    Dddd555さん 投稿日:2019/3/12
    絵の才能はそこそこあるのに、イマイチやる気の起きない絵師のお話。 そつなくこなせるからこそ、100%の力を出さない、出せないと言うのはみんな結構心当たりがあるんじゃないかなぁ…と。なんか共感できました。

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