セールだったので読んでみた。とても面白いけれど、巻によっては200ページと少ししかページ数がなく、同価格帯の小説のなかでもかなり少なく、ボリュームのある小説と比べると2/3以下というところである。正直、定価なら買わない。
内容のレベルは展開
とか物語は非常に面白い。設定は後半の巻はできあがっていて面白いが、巻末のページで魔道具の明かりを電気と言っている箇所があるなど荒い部分があったりする。電気を認識するのは中世的な世界観だとダメなやつだし、まして明かりが電気によるというのはあり得ない。現代的な感覚がポロっと出てしまったんだろうけれど。あと、知らない天井とかパロディに行っている部分もあるけど、この作品の魅力はそっちじゃないから、その部分は迷走だよねと思ったりもする。
総評すると、全体的にかなり面白いのでかなりの良作といったレベル、ただ、傑作とまでは言えないかな。物語の深さとかボリュームを考えたら。セールで半額なぶんにはとてもお得で楽しめる。定価なら買わないかな。続きが出たらクーポン待ちって感じです。
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