『慈英×臣シリーズ』14冊の最新刊…やっと辿り着きました。正確には本編が辛過ぎて『あでやかな愁情』だけ未読ですが。こちらは、またもやスピンオフで新キャラ(灰汁島)が主人公でした。今回面白かったのは、最後までどちらがどっち(攻め受け)か分から
なかった事ですね。ちなみに私の予想は外れましたそうやって楽しく読んでのあとがきで、先生が「割と予想外だった方も多いと思いますが、楽しんでもらえたら幸いです」と仰っていて、正に予想外だった派の私は「作家さんて凄いな。読者心理なんてお見通しなんだ」と、改めて思いしりました。これからシリーズを読む方へ…一応の順番を書き記したいと思います。主軸の『慈英×臣』が【数字】でその他を【数字と( )表記】で表します。
1しなやかな熱情
(1)インクルージョン(照映×未紘)
2秘めやかな殉情
3あざやかな恋情
3+αやすらかな夜のための寓話(1・2・3短編集)
4はなやかな哀情
5たおやかな真情
6あでやかな愁情
(2)あなたは怠惰で優雅(碧×朱斗)
(3)あどけない日々はめぐり(3カプ短編集)
(4)愛されててよ(あなたは怠惰で優雅スピンオフ)
(5)溺れてみてよ(愛されててよ続編)
(6)甘く濡れる呼吸(インクルージョン10年後)
(7)ぼくは恋をしらない(甘く濡れる呼吸スピンオフ・2年後)
基本的に本編とスピンオフ、それぞれ順番に読めば大まかな流れは前後しないと思います。作品の後ろに付いているSSや短編は多少前後するかもしれませんが、あとがきで先生も「いつ頃の話」と教えてくれますし、「いつとは決めてない話もある」そうなので、その辺は臨機応変でいいかと。最後に、本編は割と心が削がれるというか、精神的に苦しい場面が多い気がします(先生談でもある)スピンオフは明るめだし本編を読まなくても楽しめるので、こだわりのない方はスピンオフから読むことをおすすめします。
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