人から好かれない人生を送っていた受けが、あるきっかけで転生した異世界の設定も「嫌われ王子」だった。でも前世と違うのは、輝くような美貌の持ち主になったということ。人から好かれてなかったけれど、そもそもがまじめで誠実な性格だったので、異世界でも
地道にがんばっちゃうのです。そしたらドンドンみんなから愛されちゃうストーリー。一巻がパワーがあってとにかくおもしろい。二巻になると、物語の回収に忙しく、一巻のような一気読みさせる感じは無くなります。また、主人公の受けのアシェルの性格はよく練られているのに、攻めのセオドアのキャラがいまいち魅力的に作り込まれていなくて、ちょっと惜しいな、と思いながら読みました。ですが「誠実にがんばっていたらみんなから愛されちゃいました」という展開が気持ちいいので、ストレスなく楽しく読めます。
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