「うんっ……お兄ちゃんに、あげるよ……。
あたしの初めては、お兄ちゃんのためにある
んだもん……あたしは、お兄ちゃんに処女を
捧げるために、お兄ちゃんの妹として生まれ
てきたんだよ……?」
バカ、さすがに言いすぎだ、と一加は目を
潤ませる七香を抱きしめる。
ずっと悩み続けてきたモテモテ超能力。
だけれど、この悩みもすべて、妹と結ばれ
るのに必要なものだったのかもしれない。
「お願い、来て、お兄ちゃん……」
腰を突き出し、七香の処女膜を破っていく。
接合部から初めての証となる血が滴る。
気づけば、七香はまた涙をこぼしていた。
「あたしの中に、お兄ちゃんのが入ってきて
る……あたしの中、いっぱい」