エリート揃いの東都第一銀行本店営業部で、しのぎを削る同期の松田と加藤。ライバル同士の彼らが織りなす、お仕事&ラブのお話です。
ふー。里先生。…サイコー
もう頭のてっぺんから足の先まで全部エロいよ〜、清潔なのにエロいよ〜。
チョロ松
くんに関しては、私、萩原朔太郎の「虚妄の正義」に書かれた「女嫌い」を思い出します。
松田に言い寄る女性や歴代の彼女、パターン化されています。見た目、肉感、ヘアスタイル…ちょっと古くないかと思うくらい。この女性たちが実際はどんな人なのかを考えることはまた別の話なので置いといて。
朔太郎曰く、女性に対して、普通一般の男性が求めるのは、肉体の豊満であり、脂肪の美であり、性的反応の対象としての愛で、精神性は求めていないってやつです。それなのに彼らは「女好き」と呼ばれるのです。
100年位前に書かれているので、「普通一般」の何たるかは議論の余地を残すわけですが、いわゆる生物学上の男性って、性的興奮の度合が人によってどちらに傾くかだけで、基本は男性が好きな人が多いのかも。
さて、松田くんは「女好き」のはずなのに、女性に対して全く精神的なところを求めていない。精神性は完全に男性に求めてますよね?
だから、ライバルかつ、強引な加藤をなぜ‥って、疑問は解決出来る気がするのです。精神的にも肉体的にもピッタリだったわけですから。無敵です。
それにしても、えっち感度の高い松田くんにはビックリ。私も萌えました…。
でもそれよりも少ししか出てこない神谷次長に心を持っていかれまして、彼がスピンオフの主役なら、これは読むしかないのであります。
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