犬や猫を多頭飼いした人しか分からない感覚ってあると思います。
本当にこんな感じになるんですよね。
どんなにたくさんいてもみんな違ってみんな可愛くて、それぞれに思い出があって、見送るのに慣れてもいつも寂しくて、やがて、自分の年齢と猫の
寿命を考えるともう新しい子は迎えられない、見送り減っていくだけになる時期も来てしまう。
成長したら自力で生きていける人間と違って、ペットは看取るまで飼い主の助けが必要だから。
「子供がいない人には分からない」と子供のいる人はよく言うけれど、自分がいなくても、自分の死後も生きて遺伝子を繋いでくれる人間の子供のいる人には分からないことだってあるんですよ。
私自身もこの方と生まれ育った時代が近いから、私にはとても共感できる作品でした。
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