強烈な衝撃を与えた前作より幾星霜。単行本派にとって待ちに待った新刊発売。ただ一つ懸念があった。あらゆる作品の続編において強烈な第一作を乗り越えることは逃れられない試練ではあるが、その試練もまた決して容易ではないことを我々は知っている。続編は
歓迎すべきことではあるが、また一方で続編により瑕疵が生まれる可能性のジレンマに悩まされてきた。臆病者と罵られようと構わない。それは、勇気のいることなのだ。続編を読むことにより作品への評価を下げることへの恐怖は、時に続編を読みたいという欲求さえも凌ぐ。失望ーその言葉は適切ではないかもしれない。それは喪失の感情に近いーするくらいならば、知らないでいた方がいい。そうした葛藤の果てに作品購入へと至ったのであるが、懸念は解消されたのか否か。その答えは個々人の判断に任されよう。(個人の見解としては星5とさせていただく。)今回新たな人物達が登場している。続編における彼らへの評価は前作への思い入れが強い程辛くなるのが常ではあるが、非常に可愛かった〜〜ww。乱文失礼。彼らを評価する語彙を他に持たないのだ。可愛い〜〜ww。桜田先輩、帝王、忍さん、八坂さんに加え新たな登場人物達彼らを生み出した吾妻香夜先生が偉大なのだと承知しているが、先生への敬意を表し、作中の人物ではあるが、敢えて忍さん個人を称えたい。彼を見ていると、AV企画でMが行き過ぎて東欧のとある宗教儀式の磔刑に行き着いた話を思い出す。最早エロというより超人的な何か。生命を脅かす行為にエ クスタシーを感じるわけであるから彼は本物だ。
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