基本ストーリーはとても面白いです。続きが読みたいと思わせる流れになっています。
ただ主人公は、嫁ぎ先でテオドールに見定められている、と一目で悟れる子なのに、娘をまったく見てない洞察力のない父親をまだ慕っていることが謎だし、フローラからずっ
と逃れる術を考えてこなかったことも、腑に落ちない。
嫁ぎ先で「私にもできることがしたい」と行動するわりには、実家では具体的な対策を何もしてこなかったのも不自然。主人公の賢さや行動がチグハグな印象がした。それと主人公はあんぐり口を開けすぎて違和感です。
それとオーウェンのバックボーンも、そんなにページ数使って掘り下げなくてもいいと思った。彼は主役、準主役でもなく、脇役だよね?あまり興味ない。それよりフローラ側の動きや、主人公が聖女としての力をあからさまに垂れ流す描写がなくて残念。フローラの力は本当は主人公の力だったんだと思うけど、周りが気づかないほど地味な力になってるので、なんだか物足りない印象。
色々と惜しいけど、でもストーリーは面白い。
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