表題作はモテて人気者の吾妻とメガネの空知の話。重度のメガネフェチの吾妻を好きな空知は、吾妻に合わせてメガネをかけて両思いになるけど、偽りの自分に自信がなくて、メガネをかけてるから好きになってもらえたのかと吾妻の気持ちにも自信を持てなくなって
…。思春期の繊細な心情がうまく表現されていて、お互いに嫉妬で嫌味を言っちゃったり言い過ぎたり、ああ、こういうのあるあると共感しながら読んだ。2つめの短編は、モテモテな澤井と友達の南の高校生カップル。3、4つめは探偵と喫茶店マスター、探偵事務所の従業員と幼馴染みの話。この二つは絵が古くてストーリーもあまり記憶に残らなかった。表題作に星4つ。
もっとみる▼