1冊330〜350ページ、表題作のみ。
良かった。
良かったですよ。。
でも私的には腑に落ちないラストで、寂しい。。
作者さんらしい、壮大なスケール。
登場人物も色々で、主人公だけでなく、周囲のキャラそれぞれに想いと切なさ
のドラマがあります。
だからどのキャラに視点を置くかで、幸せな展開が全く変わってきます。
特殊な生命体、デーモンが何体か登場します。
彼らの存在と欲する物の意味が切なくて、哀しく愛しい。
読んでいると、人間たちよりも彼らに共感してしまう。
皆に幸せになって欲しくなる。
K2はお子ちゃまで無邪気に可愛いですが、他は幸せでも切ない。
一角獣もグリフィンも、そして最長寿の赤龍。。
主人公より、忍のストーリーが胸に刺さりました。
スケールが大きいのに、この巻数で収まるのがスゴイ。
ただ後半展開が丁寧じゃないというか、説明くさい&無理矢理な感じがしました。
もう1冊あって、ラストに向ける展開をゆっくり読みたかったです。
主人公達のその後もちょっとだけで、物足りない。
この時期からキメ顔以外、手抜き風の作画が増えていく傾向がある気がします。作者さんの絵が好きなだけに、ちょっと残念。
作者さんの手抜き顔もギャグで可愛いく好きなんですが、シリアス画の合間にたまにあるから愛嬌があるわけで、多すぎは、うーん。。
女の子の顔も変わっちゃって、中身も思慮が浅いというか魅力がなさすぎて印象が薄い。
美人じゃない普通の娘設定でも、パッションの蕾や主人公の彼女とか、すごく良かったのにな。
とはいえ、それでもやっぱり★は5です!
不満な点クリアされてれば、★5軽く突き抜けます!
それ位、魅力的な作品を描かれる作者さん。
巨匠です。
もっとみる▼