ケモ耳・しっぽはストレス性疾患の症状という、斬新な世界観でした。冷静に考えると突っ込みどころ満載というか、それしかないですが、そこをスルーできた者のみが楽しめると思います。個人的に、水瀬作品とは萌えと文章の相性が良いので今回も比較的安心して
読み始め、まあ思った通りの水瀬作品の王道展開(攻めが本心を言わないまま絡んでくるので、受けは誤解して片思いだと思い込み、すれ違い、でもイチャつきつつ、最後はハピエン)でしたが、普通に良かったです。攻めの宮尾はまあまあ変態ですが、甘いし優しいです。サクラは営業マンのくせに純粋というか純真。サクラ親子の話のところはリアルで、こういうのあるよなーやりきれないよなあと切なくなりました。実際にこういうケースで、息子の話を聞いたことがありますが、サクラと同じ虚しさを口にしていました。これからは宮尾と一緒に、サクラと父母の幸せな在り方も模索していって欲しいです。ということで、続編よろしくお願いします。
もっとみる▼