うわ、優雅で色っぽくて排他的
音のない画だけの世界とは思えません。
繊細さと凄まじい激しさの波が交互に押し寄せてきて、気付けば一気に読んでしまいました。
一旦はそれぞれ高みに上り詰めたピアニスト、鍵三とロレンツォ。
違う国で
生まれ育った二人が、自らを叩き壊し、出会い、二人で人生を奏でることを見つけるストーリー。
ありがちなはずなのに、グイグイ引き込まれちゃいました。面白かった
お話の8割が貴族の血筋であるロレンツォの居城。
ピアノを弾いてるか、シテるかのシーンが多いけど、ひたすら美しい
最初はロレンツォの『仕事の仕方』にだったんですが、それがなければ鍵三を生き返らせることは出来なかったし…
ロレンツォにとって他の男たちは鍵三をもう一度輝かせる為の道具でしかなく、鍵三にとって他の男たちはロレンツォに群がる邪魔な虫。
この排他的な盲目さがタマリマセン
美しい画にこれでもかという位のエロ、そして可愛い『ワガハイ』ちゃん。
何度でも読み返しそう
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