母が金子節子さんの本が好きでよく買っていたので、この本も全巻既読。久し振りに読みました。昔から思っていましたが、絵柄のこともあるんですがやっぱりノリコちゃんはダウン症には見えない(笑)。生まれた時の身体的な描写はともかく軽度の知的障害程度の
振る舞いが多いです。それと、いろんな意味で「ノリコちゃんちは裕福でいいねえ」と思います。お金の余裕は心の余裕です。内容でもう一つ気になるのは、養護学校へ行くのがまるで悪いことのように描かれていること。私は子供の頃に先生にいつも頼み事をされたり、所謂リーダー格の児童だったので学校でダウン症や知的障害児の面倒をやたら見させられていたんですが、健常者の児童が負担を強いられたりするし、本人達の限界は勿論、ちょっと気にくわない事があると親は乗り込んでくるし、こういう子は養護学校へ行くべきだと思います。何より、健常者と同じ教育施設では彼ら彼女らが社会に適応し生きていくためのことは学べません。かえって苦労する羽目になるのではないかと今も思っています。
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